メモ帳用ブログ

色々な雑記。

『H2』の橘英雄は立派な亭主・立派な男として振る舞おうとするあまり女房に負担を強いてしまうタイプの気負いがあったキャラ。本人にその認識があって女房と合意があるパートナーならそれでもいいんだけど、英雄は空回りの認識が薄くてひかりにも少なからず距離を感じさせてしまっていた。英雄はひかりとのすれ違いを感じるからこそ繋ぎ止めるために余計に立派に振る舞おうとしてしまうわけで、完全な悪循環。その未熟に英雄が気付いて向き合えるかどうかが後半の重要なテーマになる。

英雄はイラッとする点まで含めて『H2』でも特に好きなキャラ。でもキャラの背負うテーマ的に千川(比呂)vs明和一(英雄)は燃えきらないというか、特に作中最後の準決勝戦とか燃えるというより息詰まる切ない戦いになった感はある。試合だけ見るならvs栄京(広田)の方が燃えるから好きだ。公式戦の2戦が個人的に『H2』で好きな試合のワンツー。