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戦国三英傑で誰が好き?

戦国三英傑の中だと自分は現実的には徳川家康が一番好きだ。泥臭く堅実に生き残ったところが良い。トップの力量だけに依存しない政治体制の基礎を固めたところに尊敬する。

歴史もののキャラのモチーフとして見ると豊臣秀吉が好きだ。足軽から太閤、そして体制が崩壊を始める中での死という一生がドラマチックだ。明るい人たらしの面を強調するにしろ卑しい策謀家の面を強調するにしろとにかくアクティブ。晩年の政治や戦争での失敗の連続、後継者争いへの見にくい介入といった要素も老害キャラ好き・暴君キャラ好きにはたまらないポイントになる。美しく開花した大輪の花が、やがて潔く散りきれずに花弁を干からびさせながら腐り落ちながらいくような惨めさがたまらない。歴史では生き残れなかったほうが悪いけど、悪いキャラは魅力的。

織田信長自体には特別の思い入れはないけど、創作で信長が亡くなった後に豊臣秀吉徳川家康が「信長様が生きていれば……」みたいな回想をする対象としての、思い出の中の象徴としての信長は興味深い。信長は一生も散り様も完成されている。三英傑だとダントツの一番人気で、トンデモ系信長が量産されていることもあって、人間味のあるイジりをされる頻度は低い。