メモ帳用ブログ

色々な雑記。

謎っぽいものは提示されたけど、主人公たちがろくに活躍もしないまま村人に喧嘩を売って縛られて、謎解きの手がかりが皆無のまま、その場にやってきた元凶が事情をベラベラ喋ってくれる、ってジャンルとしては何になるんだろう。推理ものではない。バカホラー?
ホラー風推理ものだと上から目線でわかったようなことをいうキャラは探偵役だけど、バカホラーだったらそういうキャラって扱い難しいよね。バカホラーって無力な群衆目線でキャーキャー怖がるのを楽しむジャンルなのに上から目線キャラなんていたら水を差される。散々怖がるのを楽しんだあとに、ヒーローがさっと事件を解決してくれてすっきり終わるみたいのならアリ。
過去がグログロってのはホラーだとしてもホラー風推理ものだとしてもプラスポイント。1000年以上前の人間のやることなんてそんなもんだろう。でもホラー的に1000年以上前の因縁っていわゆる理不尽な因縁なんじゃないかと思うんだけど、当然の因果応報っぽく書いているのがよくわからない。日中の感覚の差?たとえばもし自分がお前の先祖が幕末に人を殺した罪(そんなものはない)を償えとか言われても知らんがなって感じる。同月令で1000年以上に渡る因縁を解消する話なのを強調するためだろうけど、まず同月令による成功をある程度積み重ねる前にこういう話をやられると、設定のマッチポンプ感が気になっちゃう。話のクオリティはさておき、それ、セカンドエピソードでやる話か?ってのはマグメルの時にも感じたな。ただ一応話の筋が通ってるってのはそれなりに大切。
逆に現実だと、実はお前の一族は昔水神を怒らせていて今も祟りが続いているけどお祓いをしたからもう心配はいらない、みたいな感じで、過去のわかりやすい失敗を捏造した上でそれを取り除いて安心感を与えるってのが普通だ。マッチポンプ。というか、いわゆる祟りの伝説って、問題を解決したことにするためにそういう風に後から因縁を捏造したものが少なくない。
それとは少し違うけど、中国には村おこしのために村人に徐福の子孫を名乗らせて捏造した徐福村があるそうだ。徐福が好きな日本の観光客に人気。