メモ帳用ブログ

色々な雑記。

西暦525年も、西暦1906年も、黒山村の人間は三眼がいなければごく普通の村人のままでいられたけど、運命に翻弄された途端にすぐに身近な人間を裏切ってしまった。芯のない日和見な人間ばかりだが、それが普通の凡人だ、と人間から距離を置きがちな姜明子は考えているようだ。運命から妨害されなければ姜明子は白大をすぐに家に帰せて西暦525年の黒山村の人間はみんな助かり、西暦1906年で無残に殺害される人間も出なかった。ゴロツキ兵士は瞬殺するような性悪の姜明子とはいえ、凡人の大量虐殺なんかを肯定的に捉えたりはしない。大量虐殺をしてしまった白小小が子どもたちから刺された時も特に感慨のない顔をしていた。屍者を匿った知人のもとに自分が殴りこんだ時にも弟子たちの命までは取らなかった。
ただし物語の筋書きのために登場人物の行動がアラだらけになって、かえって筋書きどおりに読みにくくなっている部分はある。日本語版だとなおさらだ。
原作の話を知りたかったら原作を読むのが手っ取り早い。無料のウェブ漫画だからすぐにいつでも確認できる。