メモ帳用ブログ

色々な雑記。

前向きな悪役はある意味憧れの対象で、可哀想な過去に縛られた悪役は共感・同情の対象だ。
日月同错だと、自分が人間だった時の名前すら忘れて屍者としての本分をまっとうしている三眼は前向きだ。屍者として強くなって長生きするために人間をちょうどいいペースで食べる。弱い相手にマウント取り放題。ラスボス向きの性質で、高皓光もあの場では三眼の言葉にまったく反論できなかった。
趙炎・上官宵には人間だったことの思いに縛られている後ろ向きさと悲しみがある。屍者を退治する法師だった頃の思い出が捨てられず、かといって自害することもできず、自分に言い訳をしながら悪人と認定した相手のみを食べて命を繋いでいる。悪の格としては中ボスがせいぜいだけど、主人公が克服して強くなるべき踏み台としては最適な性質を持っている。