メモ帳用ブログ

色々な雑記。

レイス家は百年延々と親子喧嘩を繰り返していて、ようやく親に勝てた子がヒストリアだった。でもヒストリアは親に逆らえたつもりだったけど、かつて親に負けた子だったロッドの悲願をロッドの代わりに叶えただけかもしれない、っていう皮肉がある。エレンが頑なに自由を求めるのは、子に呪縛をかけないようにしたグリシャの言葉が逆に呪縛になってしまったせいかもしれない、っていう皮肉と対になっている。
ロッドもグリシャも意図してその結果に導いたわけではないのだろう。だが結果的にそうなった。
王政編の最後はまずわかりやすく第1話と対になっている。作られた英雄という点でヒストリアと最後に英雄になった人物が対になってもいる。その上で、運命を破壊するという運命に導かれるストーリーであり、本当の自由意志はストーリーが終わった後にしか存在せず、それも儚いものに過ぎないかもしれないことをこの時点で暗示してもいる。