メモ帳用ブログ

色々な雑記。

鋼の錬金術師の旧アニメはオリジナルパートも多かったけど総合的には好きな方だ。でも原作や新アニメで旧アニメのオリジナルパートほど際どい表現をしてないからといって、原作や新アニメのほうが旧アニメより作品として価値がないと言われたら反論したい。世界観にも作品としての均整の取れたデフォルメというものがあって、ただフォトリアル風にすればいいというのではない。やや暗めのスタート地点から徐々に明るい方向に進んだのが原作・新アニメで、徐々により暗い方向に進んだのが旧アニメだ。
作品の世界観のデフォルメといえば、漫画やアニメだとよくあるような女戦士が男戦士と同じくらいいる世界で、女キャラがしょっちゅう性被害にあってると、一気にバカみたいな世界になる。性犯罪がしょっちゅう起こるような治安の悪い世界なら、女はリアル中世並みに家や地元に縛られるのが現実的だ。江戸時代の日本で女だけのグループがお参り旅行に行けたのも、それだけ治安が良かったからだ。女が男と同じくらい強いファンタジー作品なら、性被害がしょっちゅう発生するくらい治安が悪いとすると、男を殺したり餌食にしたりするために生きているような女もゴロゴロいないと不自然になる。
お色気が理屈に優先することを開き直っているような馬鹿作品なら世界観に文句のつけようはない。でも変に利行ぶろうとしている作品だと逆に引っかかることはよくある。