メモ帳用ブログ

色々な雑記。

月島について真面目に考えていたら、軍法会議関係者の誰も戸籍を調べればすぐわかるいご草ちゃんの生死を把握していないとか、当時は陸軍刑務所じゃなくて陸軍衛戍監獄、もしくは一般名詞の軍事刑務所だとかの重箱の隅をつつきたくなったけど、エンタメ作品でそういうお行儀の悪いことは自重すべき。
たぶん月島は当時の徴兵令通りに20歳で徴兵されている。その前から開戦間近という噂はあったので、いご草ちゃんに戦争が終わったら駆け落ちしようと言い残した。1894年に入隊しすぐに日清戦争開始。1895年に日清戦争終結。軍に籍を残した状態で帰郷。当時の月島の身分だと休みは週一の非番のみだが新発田から佐渡なら日帰りできなくもない。しかしいご草ちゃんが自殺したという嘘を信じてしまい、軍務を放り出したまま遺体の捜索。自分の戦死のデマを流したのは父親だと知り(おそらく籍は実家に残っているのでもし戦死したら知らせは父親の下に届く)、事実関係をろくに確かめず父親を殺害。
収監までの流れはたぶんこんな感じ。
気になるのは月島は20歳までどんな生活をしていたのかという部分。親父の仕事は今でいう半グレか日雇い人夫? おそらくだけど特定の組に所属しているヤクザではなさそうだ。月島みたいな生い立ちだと早いうちから家を出るためにヤクザになったりギャングまがいのグループに入ったりはよくあるけど、月島はあくまでそういうところとも距離を置いていたはず。いご草ちゃんと結婚するためにもカタギの仕事にこだわっていたのかな。義務教育中から日雇い人夫みたいな仕事をしていそう。 籍だけは実家に残しつつ、早いうちから自分の名前すら読んでくれない親父の下からは去っていそうな印象。