メモ帳用ブログ

色々な雑記。

鶴見が最終的に鯉登親子に望んでいたものは親子ともどもの戦死だっただろう。それはもちろんクーデターの終盤でもたらされるものであり、こんな序盤も序盤で鯉登平二が戦死して、鯉登音之進からは事実上の離反を宣言される事態となったのは完全な計算違いだが。
自分は鯉登平二が親世代のキャラの中では一番好きだ。あんな理不尽な展開で戦死してしまったのは心から悲しい。だが戦死とはそういうものだ。鯉登平二は自ら戦に赴き、指揮官として多くの部下を戦争に赴かせた。部下からも多数の戦死者が出ている。だから哀れだとか可哀想だとかは思わないし、思ってはいけないと思う。それは息子の鯉登音之進もよく了承している。
もし鯉登平二が息子可愛さだけが理由で多数の部下を鶴見のクーデターに巻き込んだのだったら完全に指揮官失格になってしまうのでそれはありえない。息子可愛さだけが理由なら、月島にぶっ殺してやると思われた想像上の鶴見以下だし、他人の息子である部下たちを多数犠牲にした時点で花沢よりも明確に人非人だ。
鯉登平二は彼なりに反中央や日本繁栄などの何らかの指揮官として恥じない正義をクーデターに見出していたはずだ。