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調べてみたら、海軍兵学寮(海軍兵学校)→海軍将校っていう正規ルートでなく、明治のごく初期には存在した裏ルートである兵部省海軍部水路局(測量・海図)→海軍将校、なら後ろ暗さを最小限に抑えて平之丞誕生までいけそうだ。
というか鯉登平二の元ネタらしい餅原平二がこのルートで中将まで行っている。他にも数人将官まで昇進している。餅原平二は亡兄の息子を養子にしていて、本人の実子はいなかったようで、そこは違うけど。兵部省海軍部水路局出身とすると、平二は武術家だけど意外にインテリ、ではなく、インテリ技術者だけど武術も嗜んでいる、なのか。シーボルト事件からわかる通りに昔の地図・海図や測量は軍事上の重要事項。
餅原平二 - Wikipedia
餅原平二 (第4版) - 『人事興信録』データベース
餅原平二 (初版) - 『人事興信録』データベース
正規ルートだと結婚できるのは30近く。平二とユキはおそらく数歳差。時代からすると女性をそこまで未婚のまま待たせておくことは難しい。当時の感覚と医療からすると、そんなに歳がいってから初子を産めるのかとも周囲が騒ぐだろう。だからあらかじめ既成事実と子供をつくったんだな。
それでも独身ばかりの同期の中で子持ちの平二は軟派でお国に尽くす覚悟の足りない奴だと見られたかも。大尉に進級して軍人として一人前になる+周りも結婚して子供ができ出す、でほとぼりが冷めた頃を見計らって第二子作成か。