メモ帳用ブログ

色々な雑記。

ウイルクやキロランケはアシㇼパを愛してはいたんだろうけど、要求が高すぎ。2人の性格や期待の方向性と、アシㇼパの性格や素質との相性が良かったから結果的にアシㇼパはすくすくと育ったし最終的には上手く受け止められたけど。何か1つ食い違ったら進撃の巨人のグリシャとジークみたいになっていたかも。それこそゴールデンカムイでも尾形とトメとか、江渡貝くんと母親とか、上エ地と両親とか。
トメも尾形越しに父親を見ているところが大きいとはいえ尾形のことを全く思っていなかった訳では無いんだろうし。でもすれ違った愛情は子供からしたら呪縛そのもので、一旦は愛情じゃないと切り捨てて逃げないと潰されてしまう。尾形は弟からは真っ当な愛情をもらえて、愛してくれたことを受け入れられた。ちゃんと愛されたことがわかったからこそ、親は親なりに自分の誕生を祝福していたことを認められるようになった。父親も正妻との間に息子が生まれるまでは一応尾形とトメに会いに来ていたようだし。親がいくら愛を持っていたとしても自分にとって重荷になる愛なら受け取る必要はないんだけど、そういう割り切りができるようになって、ろくでもないなりに愛が存在したことを前向きに捉えられるようになるためには、やっぱりまともな愛を受け取って余裕を確保しておく必要がある。尾形は弟も母親も父親も殺して自分を呪縛してしまっていたから、結局は祝福を認めると自分を殺すしかなくなるんだけど。