メモ帳用ブログ

色々な雑記。

八雲立つの七地は最初いい意味で普通の人間の善良さを体現した存在だけど、すぐにまともすぎてまともじゃない人間にポジションチェンジした。空の境界の黒桐もこういうポジション。いい意味で普通の人間ポジションは蒿に移った。安柘は七地と蒿の中間くらい。
色々の因縁さえなければ蒿が一番夫として甲斐性がある性格で、七地は困っている人に手を差し伸べすぎて夫としては欠陥がある、というのはよくわかる人物描写だ。七地の妻としてうまくやれるのは普通とは違う意味で理解ある女性だろうに、七地の方は弱い人間にに頼られるのが好きっぽいという。こう考えた後、闇己は七地に片思いをしている教師は弱いように見えて芯の強い女性で、だから優しくされたはとこは亡くなっても彼女と別れたくなかったと考えた。この関係が七地と自分にも当てはまることに闇己は無自覚だったのか、自覚しつつあえて自分の中で言語化したのか。
七地は子どもにはいい父親になってくれるだろうから、最初から男としての魅力の低さに目をつぶれる人となら幸せな家庭を築けるだろうけど。やっぱり海潮さんと似た種類の人間だ。教師含めた聖職者が天職。