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もし環が鈴芽を


あのまま高速バスに連行していたら草太は死ぬところだったのだ。
たぶんサダイジンが追いついたのはこの押し問答が始まった直後くらいかな。新海監督曰く、サダイジンは2人の蟠りを解いて鈴芽に要石を刺す役割に集中してもらうため、環に本音を打ち明けさせたのだそうだ。神通力を働かせはじめたタイミングは不明だけど、おそらく環がとうとう鈴芽にキレたこと自体は自然に湧き上がった感情による行動だろう。一から十までサダイジンがコントロールしたのではないはず。たぶん、追いついたら協力を仰ぐべき人間同士が口論していたから、今のうちに言いたいことを全部吐き出させてこういう面倒はもう起こさせないようにしようと思ったんじゃないかと。