メモ帳用ブログ

色々な雑記。

中国オタク情報のブログによると、中国人から見ると日本のオタクコンテンツはイデオロギーを扱わずスケールが小さいのが不満らしい。一帯一路政策中で経済発展まっしぐらな中国人から見るとそうなるかも。でも日本産コンテンツで八紘一宇みたいなことをやりだしたら中国人はもちろん大抵の日本人だってドン引きだ。

バブルの頃なら現実的なイデオロギーは避けつつもオカルト的なイデオロギー方面で世界統一や人類の融和なんかを扱うパワーはまだあった。でも今は日本社会全体が維持に努めるのが精一杯みたいな感じで、スケールの大きな話には失望気味。エンタメとして割り切るなら馬鹿らしいくらいスケールが大きくてもいいけど、それならイデオロギーは邪魔。

スケールは大きくイデオロギーは最小に、がオタク方向に行き着くところまで行くと、一昔前のいわゆるセカイ系になるのかな。最近のウェブ小説でも主人公がチートの末に神様へたどり着くものは多いようだけど、思想的にどうのこうのよりもゲームマスターになるような感覚っぽい。

少年漫画方面でスケールが大きいというと「海賊王に俺はなる」なONEPIECEが思いつく。エンタメ重視だし、長期連載とはいえ少年向けだから、お説教、つまりイデオロギーの対立はお約束以上にはやりすぎないようにしている印象がある。あくまで時代劇的な定番の展開として安心できる範囲というか。説教なんかより、若干ヤンキーチックでも仲間との冒険のワクワクやお宝のほうが大切。