最弱英雄伝説の各作品のあとがき
第年秒先生の短編集である最弱英雄伝説。各作品の掲載誌情報が載っているのを期待していたけど載っていなかった。でも各作品のあとがきが充実していた点は良かった。黒丸の●が第年秒先生のコメントの要約で、白丸の○が自分の感想。
- 最弱英雄伝説と二想(追想フラグメント)は両方とも同じ時期に週刊少年ジャンプに投稿しようとした作品。日本語ができないので他の人に翻訳してもらった。だが日本の送付先住所に不備があって原稿が行方不明になった。原稿のスキャンデータは残っていた。
- 诺杀手(殺し屋ドミノ)は週刊少年ジャンプ初の日本人以外が原作も担当したオリジナル漫画。複雑な経緯がある。元は週刊少年ジャンプの漫画賞に投稿して落選になったもの。
- 投稿から数年後、週刊少年ジャンプ本誌志望ということで編集者が杭州まで訪れて読み切りを掲載することに。新作のネームを描いて渡したがドミノのほうが良いと判断された。完全に未発表なので問題なかった。でも新作のネームのほうが気に入っている。
- 第年秒先生が既に削除した微博の投稿には作画作業中のドミノの画像があった。確か漫画SHOWが廃刊になってすぐの日付だったから、執筆と投稿は2013年の後半のはず。第年秒先生は2014年1期から翻翻動漫の漫画行で5秒童話の連載を始めた。週刊少年ジャンプで連載するために第年秒先生から翻翻動漫にコンタクトを取ったのか、それとも週刊少年ジャンプに投稿した中国人ということで翻翻動漫を紹介されたのか?
- 週刊少年ジャンプに投稿したそうだがそれらしい情報は全く出てこない。原稿不備による審査対象外かも? 投稿段階だとセリフの日本語訳などはどうなっていたんだろう。
- 第年秒先生はドミノより新作の女朋友(ガールフレンドの意、短編集収録のために作画済)のほうが好きだというけど自分はドミノのほうが好きだ。両方ともオチのある話だけどドミノのほうが過程が面白かった。女朋友には中二病漫画なのか中二病をネタとして茶化した漫画なのか判断に困る部分もある。