メモ帳用ブログ

色々な雑記。

ティトール・父・初代原皇の関係は、クリクス・兄・ヨウの関係やゼロ・主様・ヨウの関係と被せてあるのかな。貪生花は流れに乗って出てきた小道具なのに、ティトールが病気になった時に父が油断を選ばず助けたというセリフは少し唐突に出てきた印象があったけど、クリクスとの共通点を強調する仕掛けなのかも。エポナの涙と貪生花とは植物繋がり。病気については、クリクスの兄は弟の治療という大義名分でマグメルの財であるエポナの涙を得るための探検隊の仲間や資金を集め、ティトールの父は前世類の独立のためには唯一の構造者であるティトールを死なせるわけにはいかず、どちらも病気になった相手を疎みつつ利用してもいた。前世類の絶滅が決定的になったとき、ティトールの父はティトールをなじり死ねと言う。

でもティトールの父には最期の最期には娘をかばおうとするくらいの親心はあって、ティトールを殺そうとするふりをしつつ、ティトールに自分を殺して原皇に従い続けるように頼む。ティトール本人のためだけではなく前世類を存続させるためでもあるんだろうし、自分たち(=前世類)のために生きると言ったティトールも重荷を背負わされたかたちにはなるけど、ともかくティトールは生き延びた。

被保護者・保護者の悪いかたちであるクリクス・兄やゼロ・主様、良いかたちであるヨウ・拾因やゼロ・ヨウ、その中間くらいがティトールと父なのかな。

初代原皇は前の保護者を害した相手だけど、新しい世界を見せてくれた相手でもある。