メモ帳用ブログ

色々な雑記。

ルパン映画だと自分はカリオストロの城よりマモー派。他人のドラマの後押しをする落ち着いた中年の主人公よりも、あからさまでなくてもギラギラした部分があって自分のドラマを背負っている壮年の主人公の方が好みだからだ。ただ長期展開するシリーズだと、ゲストキャラの後押しをして自分は変化しない主人公の方が扱いやすいのは間違いない。

カリオストロ以降いい人キャラ化したルパン像が主流になったことをもったいなく感じるという意見はよくネットでも見る。それでも中年ルパンとゲストヒロインによるカリオストロ的フォーマットが、シリーズを安定して続ける上でプラスに働いた面は存在するだろう。ルパン自身が抱えるテーマ性や格好良さはマモーでひとつの結論が出てしまったというのもある。キャラが完成した後は、他人のドラマを後押しするか、現在のキャラを壊して新しいドラマを作ろうとするか。

長期シリーズでの主人公の壮年的なキャラ→中年的なキャラっていう変化は結構多い。マスターキートンとか。実写だと役者の加齢の問題も絡むけど男はつらいよシリーズとかも。