運命ゲームの立ち回り
屍者の13月(日月同错)のプレイングでは運命への複雑な立ち回りが要求される。馬朝師匠や姜明子のセリフを参考にすると、まず運命に真っ向から立ち向かうことは不可能。宿命から自由になるためには宿命を果たす必要がある。それでいて運命に操られるだけの人形でいては不幸になることもある。最悪、死の宿命に飲み込まれてしまう。基本的に運命を受け入れつつ、その少し上を行く高度なプレイングが求められる。
高皓光
白小小を止めるか村人を見捨てるかで悩み、白小小自身のためにも村人の虐殺を止めようと思った。しかし結局決断から逃げてしまい、何もできなかった。村の大人は虐殺され、白小小は村の子どもに刺された。第10話では白小小の命を助けようとしていて…。
姜明子
おそらく運命・宿命に一番詳しい。宿命に終止符を打ちたい。高皓光を操り人形にして反抗されるが、思い通りにならない所に魅力を感じる。だが高皓光が白小小の操作能力を避けずに決断から逃げた際は失望した。
白小小
運命どおりに三眼に唆され、三眼を自害させ、村の大人を虐殺する。可哀相だけどずっと運命と周囲の強者に流されるまま。ついに村の子どもたちに家族の仇として刺し貫かれる。第10話では三眼の力でかろうじて命をつないでいるが、生きる意志をなくしている。
三眼
中国的価値観では妖魔サイドも運命に従う存在。三眼も運命に操られている。自分の手は汚さないが自分のモットーを他人にも押し付け惨劇を引き起こす。白小小も完全に自分の思い通りに操り、最後は「借りは必ず返す」というモットーに従い自害。姜明子にとっての高皓光が操り人形であるように、おそらく三眼にとっての白家はいくつか植えた苗木の1つ。山の中から出なかった三眼にとって木が未来に続くものの限界でもある。
村人(大人)
村長も含めて運命に流されるままに白家を迫害し、運命に流されるままに白小小に復讐された。衆愚かつ罪人の象徴のような存在だが殺され方がエグい。