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順番は前後するけど投稿先ミスったので再投稿。
原作のナウシカは序盤だと蟲使い（アニメには登場しない被差別民）を卑しいと感じていたりと潔癖な面がある。終盤は元々知っていた清濁の両面を完全に受け入れ、蟲使いのことも理解して行動をともにするようになる。また、今生きている人々のために嘘を貫くことを決める印象的な場面が複数ある。最後の決断も自分の罪深さを意識した上での行動だ。
漫画の執筆中に作られたアニメのナウシカはこれらの中間的な柔軟さを持つ。世界観自体が明るくなっていて、ナウシカの負う影も大幅に減らされて朗らかさが全面に出ている。いかにも「姫姉さま」といった印象が強い。