メモ帳用ブログ

色々な雑記。

日月同错は閉じた世界では円満な解決のしようがなかった問題を解決しようとする話だ。外と繋がることで新たな力や科学技術を手に入れる。それを武器に自然の脅威や旧弊を克服する。社会進化論的なイデオロギーが強く打ち出されている。そういうテーマ性のせいか、個人的には欧米列強の進出や旧体制の破壊を前向きに扱いすぎているように感じてしまう部分はある。ただ旧体制派の虐殺を必ずしも肯定的に捉えていないことが明確なのは嬉しい。

清末の欧米列強による宣教活動は植民地化の足がかりとして利用された面が強い。ただし一面的に宣教師が加害者で中国人は被害者だということもできない。

長江流域教案と“子ども殺し”

近代中国におけるキリスト教宣教会の幼児 教育活動上海地区を中心に