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色々な雑記。

おさらい
第6話で光の言った「いや… 檻がなくなれば逃げる分豚たちの方がマシか」に対する村長の返答。
日「黙れ小僧!(中略)そもそも今まで大屍仙さまから逃げおおせた生贄はただの一人もおらん(後略)」
中「住口!(中略)更何况上尸大人神通广大,供养他的村子有三个,这一年来就没听说哪个人能活着逃离的!(後略)」
直訳「黙れ!(中略)まして大屍仙さまの神通は広大だ。彼をお祀りしている村は3つあり、この一年生きて逃げられた人間なぞ聞いたこともない!(後略)」

生きて逃げられないのは生贄だけでなく3つの村の人間全員。そうでないなら白家は生贄を押し付けられそうになった時点で3人揃って逃げればよかった。少なくとも白小小と母親は逃げられた。
第8話の冒頭によれば、隣村の逃げようとした人間が三眼の神通力で捕捉されて一家皆殺しにされたことを白小小の父親が知っていた。
3つの村の人間は村ごとに閉じ込められているのでなく、複数の村に跨がるほど広大な神通の中に閉じ込められている。

この2点だけだと村長が嘘を言ったと解釈できなくもない。しかし第7話で三眼が複数の村から生贄を捧げられたと語っている。

日「そんな時 オレの存在に気づいた近隣の村の連中が 自分たちの家族が巻きこれないよう先手を打ってきた」
中「周围几个村子的人有老一辈看出了有涅槃尸在杀人。他们为了祸害不引到自己家族。」
直訳「周りのいくつかの村の人間には人を殺してる法屍者がいるのに気付いた年寄りがいた。彼らは自分の家族が災いに巻き込まれないようにした。」

三眼は西暦525年に山から離れた白大と阿柴を襲った。西暦1906年でも生贄の白小小が光たちに助けられそうになった時は村人全員の命を人質にして脅迫した。
黒山村の村長は家族が三眼の手にかかるのを恐れるあまり、村長としての立場を悪用し、村で弱い立場にあった白家に犠牲を押し付けた。

日「生贄にされた連中は村で孤立してたり 土地や資産を奪いたいヤツだったり… 要は始末したい邪魔者を差し出してきたわけだ」
中「特意呼唤了咱,说可以定时献出些祭品来交换他们的安全。对于本身也懒散的咱,这确实是不想拒绝的好事。」
直訳「それから彼らはすぐに村で孤立している人間や、自分に不利益な人間や、土地や財産を奪いたい人間を送ってきた。」

生贄にするのに都合のいい人間を追い詰めたことは間違いないが、「要は始末したい邪魔者を差し出してきたわけだ」という文章は中文版にはない。