メモ帳用ブログ

色々な雑記。

村人全員の命を人質に生贄を要求されたのなら、ただの人間が法屍者に逆らえないのは当然だ。逃げ場すらなかった。しかしそれを当然と開き直ってしまう行為がただ弱さと下品さに言い訳をしているだけなのも確かだ。黒山村の大人たちは全員そうした状態にあった。
少なくとも白小小は、口にこそ出せなかったものの、内心でこの点を反省できた。しかしそれでも村人を子どもも含めて見殺しにして3人で逃げる選択をすることはできなかった。
他の村人、例えば阿毛の両親などが、自分の家族を守るためとはいえ白家の人間や高皓光たちを差し出すことを内心申し訳なく思っていたかどうかは定かではない。