メモ帳用ブログ

色々な雑記。

黒山村編は復讐を一概に否定しているというよりむしろ同害報復には寛容だ。
両親の仇として白小小を殺した阿毛をはじめとする子どもたちには特に咎は及ばないだろう。
白小小も三眼と村長を殺しただけなら特に大きな問題にはならなかったはずだ。取り巻きの中でも特に悪質な数人くらいは殺しても大丈夫だったかもしれない。白小小が救われなくなったのは現在の罪の軽重を考えず村人を皆殺しにしてしまったからだ。見てみぬふりは良くないが、逆らえば自分や家族が確実に殺される状況でどの程度責任を問えるのか。両親を見殺しにしせざるを得なかった白小小にだってその責任がないことは明らかだ。高皓光と黄二果を殴ったことにだって責任はない。意思決定の自由がある状況ではなかった。三眼が村人全員の命を人質に生贄を要求したという噂が嘘だと知っていた人間なら責任を問えるかもしれない。しかし生贄が白家の子孫だとすら気付いていなかった三眼に嘘だとわかっていた人間とそうでない人間の区別がつくはずがない。現在の罪を確かめずに虐殺を行ったから白小小は救われなくなった。