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『ジョーカー』は規制すべきという意見と規制すべきでないという意見の両方が出せる日本はそれなりに健全な民主主義だ。権威主義国家や全体主義国家のように効率を名目にして上が下に正しさを押し付ける体制ではない。暴力や金や権力を独占する人間が正しさを押し付けるのでもない。今の日本だと『ジョーカー』は規制すべきでないという意見が主流になるのは当然だ。でも民主主義国家らしく非主流派の意見も尊重する姿勢は持っておこうっと。
あることに迷惑になるからやめろと言う権利があるとするなら、止められるのは迷惑だから止めるのをやめろと言う権利だって存在するのは当たり前だ。2つの相反する権利が存在するなら、然るべき場所で公正な決着をつけなければならない。どちらも自分の正しさを全力で主張する必要がある。こういう西洋的な決着は正しいし健全だ。ただ日本人には正しすぎてちょっと疲弊しそうというか、向いてないかもって部分はなくもない。