メモ帳用ブログ

色々な雑記。

かつて捨てアライグマが社会問題化した原因の1つに世界名作劇場の『あらいぐまラスカル』があるのは間違いない。でも『あらいぐまラスカル』が悪くて作品やスタッフは責任を取らなくてはいけないかというとまた別の話になる。
自然保護活動とかをやっていてラスカルをよく思っていない人がいても当たり前だけど、ラスカルのせいで自然破壊が進んだ、正しい動物の理解が後退した、ラスカルは駄作だ、みたいな言い方をしたら当然反感を買う。主語がデカいと反発されやすいってやつだ。マナーの悪いファンのせいで作品に悪感情を持ったという意見も感情論としては理解できるけどやはり幼稚な印象を与える。ゲスな欲望を満たすためのゴシップ誌の記事にならピッタリの意見という感じ。炎上上等で言いたいことは言いたいというなら覚悟が必要だ。それに、ラスカルから動物を好きなった人が自然保護に協力してくれたり、やがて活動に加わったり、ということを考えると一概に罪ばかりで功がなかったとも言いがたい。自分はこじらせ系リアル動物オタクだからラスカルが嫌い、みたいな主語の小さい言い方だと多少反発されにくいはず。ラスカルが好きな人に本当の動物も好きになってもらいたい、みたいなのがいわゆる大人の言い方ってやつだ。でも大人の言い方って角が立たなすぎて無力な場合がある。ラスカルが好きで本当の動物に関わりたくなった人は最低限本当の動物のことも知ってください、くらいは言っていいだろうか。
今はこの手の番組をテレビで放送する時は注意喚起のテロップとかミニコーナーをつけるのが普通なのかな。ゆるキャンのアニメにもキャンプの注意喚起のミニコーナーがあった。