メモ帳用ブログ

色々な雑記。

たぶん函館の戦闘が終わってすぐに中央からの追及は始まっているはずだけど、月島の精神状態があまりにもヤバかったから鯉登は月島が対応しなくていいように取り計らっていたんだと思う。錯乱気味の月島が鶴見の遺体捜索を始めた時も、鯉登が中央に、我々も鶴見中尉のクーデター計画は知らなかった、だからこそ鶴見中尉の生死や行方が確定する証拠探しに協力している、とかなんとか言い訳してやったのかなと。鯉登は人生経験の足りない馬鹿だけど、設定を考えれば陸軍士官学校をトップで卒業できるくらいの地頭はあるから、ある程度までは自分でもどうにか対応できるはず。最後の最後では経験がものをいう世界になるけど。半年して独力で凌ぐのもそろそろ限界だし、月島もようやく落ち着いてきたから、「ちからになって助けてくれ」発言かな。
中央が鶴見の金塊捜索を知っていて、見つけ次第鶴見だけを消せという指令を菊田たちに出していると判明したのが第240話。金塊を第七師団で独占しようとしているのは鶴見の計略だが、金塊捜索そのものは中央からの指令だと発覚したのが第277話。
金塊捜索は政府の指令ってのは後付けだと思う。たぶん鯉登が中央から追及を受けた時にしらばっくれやすくするための設定だ。私たち親子は鶴見中尉が中央からの指令を忠実に実行していると思い、協力しておりました、クーデターなど知りませんでした、みたいな言い訳ができる。網走監獄襲撃も菊田を通じて伝わっているはずだけど、ここでも金塊捜索は中央からの命令だ、で押し切れる。函館の事件も表面的にはテロリストの鎮圧以外の何物でもないわけだし。菊田は鯉登音之進誘拐事件が鶴見の仕業であることも報告していただろうけど、中央は金塊捜索のためにあえて黙認していたはず。この辺もうまく交渉材料にできないかな。かつては鶴見の飼い犬だった月島も今は心を入れ替えてすべてを話してくれています、月島がすべてを明らかにしたら後ろ暗いところがあるのはそちらでは、とかなんとか。少なくとも自分たち親子が一定以上鶴見から事実を伏せられていた証拠にはなる。