メモ帳用ブログ

色々な雑記。

かつての全体主義の革命家は人間の賢さを信じ過ぎて、自分自身を含めた人間の本質的な愚かさに無頓着過ぎた。「正しい」道が示されればほとんどの正しい人間はついてきて、ごく僅かな愚か者を排除すれば、正しい世界が実現できると勘違いした。だけどある一面から見て愚かな人間を排除しようとすると結局はすべての人間を排除することになる。自由主義は犠牲が出続けることを前提にしたシステムだけど、人類全体を排除しようという結論には行き着かないところが最大の利点だ。自由放任をやりすぎると人類全体の自由が損なわれるからバランスが難しいんだけど。