メモ帳用ブログ

色々な雑記。

鶴見や月島の逆ギレ傾向は褒められたもんじゃないけど、罪悪感の裏返しなことは伝わって来るから、人間性は感じられる。心の底から自分に非はないと考えている人間よりはずっとマシ。フィクションのキャラとしては好きだ。
ところで自分は、目的のためなら悪の手段はどの程度許容されるかという議論をしている時に、人間は正しい手段以外は取るべきでないがそもそもその手段は悪ではないからその手段を採用しても自分は正しいままだ、みたいな欺瞞をいう人間が嫌いだ。人間は悪の手段を取らざるを得ない時もあるけど、その手段が悪であることは認識しておかないといつか歯止めがきかなくなると自分は考える。そういう意味でいうとゴールデンカムイの罪悪感議論は読んでいて面白い。ただ、罪悪感があるふりをしているだけで悪に開き直っちゃうとそれはそれで歯止めがきかなくなるから、根本的には組織と個人の人間性の問題になるのかな。人間性は葛藤の中からしか生まれないと思う。