メモ帳用ブログ

色々な雑記。

杉元・アシㇼパコンビと月島・鯉登コンビは、人を殺したら地獄へ行くという意味では4人とも地獄行きだ。だが元の自分に戻れずに苦しむという意味の地獄からは杉元も月島も相方のおかげで救われた。変わった自分を受け入れられた。
アシㇼパは金塊争奪戦の中でもし道理があれば自分も人を殺して杉元と同じく地獄へ落ちる覚悟を固め、そうした。金塊争奪戦をともに勝ち抜き、杉元はけじめをつけられたことでこれまでの自分を受け入れられるようになり、アシㇼパは色々な経験を重ねた自分だからこそできる役目を見つけられた。
鯉登は自分たちの指導者である鶴見の本当の目的に正義があるか見定めたいと月島に語った。月島は自分が後悔や罪悪感について考えるにはもう遅いと拒もうとしたが、まだ遅くないと食い下がった。そして2人は本当の目的は日本繁栄だという鶴見の言葉を盗み聞きし、歓喜した。その言葉に飛びついた月島は裏切り者を次々と撃った。鯉登はなおも進みかねているところで、鶴見が盗み聞きに気付いて鶴見劇場を行っていたことを悟ってしまう。すべてが嘘とは限らないと考えてついて行こうとし、実際鶴見の言葉は真実だったのだが、真偽を確かめる機会は最後まで巡って来なかった。鶴見が部下たちに救いを与えられそうになく、自分のことも嘘で試そうとしたため、鯉登は鶴見と道を違えた。金塊争奪戦で鶴見勢力は敗北し、鯉登も月島も物質的な成果は何も得られなかった。それでも鯉登は、部下たちを守る、国防を果たす、という鶴見の言葉を、真意を確かめられないままだろうが自分が引き継ぐと決めた。月島には自分の右腕となってくれと言葉をかけた。月島は鯉登のまっすぐさにたじろぐものの、一度諦めかけた自分の役目が再び与えられたことで前向きな気持ちになれた。