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色々な雑記。

オカルト要素

個人的にオカルト要素はバトルの味付けや恋愛の舞台要素として使われてる分には好きだけど、オカルトがメインになると苦手かな。エヴァは詳しい人からは聖書要素の練り込みが足り無いと言われてるそうだけど、それくらいが個人的には丁度良い。オカルト要素で社会変革だ!人類の革命だ!みたいなSFは昔は多かったけどあまり好きなジャンルではない。
なんで×××真理教があれだけの信者を集めてあれだけのことができたのかというと、そういうのが当時のサブカルの最先端だったからなんだよな。インド哲学やらキリスト教やらをちゃんぽんしたり。犯罪が露見する前は教団を支持している高名な学者も多かった。別にオカルトを信じるのは信仰の自由だけど人間や社会を違法に傷付けるのは大問題だ。
続いてブームになるサブカルセカイ系が、スケールのデカさだけ受け継いで、社会に対する思想を完全に欠いているのも反動としては仕方がないのかもしれない。
ただ社会とか世間っていうのも安易に乱用するといかがわしくなる言葉だけどね。サラリーマンの世間、農家の世間、創作者の世間、住む場所や職業によって世間や必要とされる社会性は全く違う。管理社会で生きてきた主人公が自然豊かな土地にやってきて苦労して「これが人間の本来育むべき社会性なんだ!」みたいなストーリーを安易にやられると逆に鼻白むわい。隣の芝生は青く見えるってヤツだろ。