人間を俯瞰する存在

ナウシカ王蟲寄生獣のミギーは可愛いし、デスノートリューク魔法少女まどか☆マギカキュゥべえも魅力がある。敵か味方か的なキャラはおいしいポジションだし、それが非人間だとなおさらにおいしい。
人間がろくでもないエンタメ作品だと、描写ミスでそうなったのかわざとそう描写しているのか判断に迷う時がある。そういう作品に人間を俯瞰する非人間キャラがいると話の狙いがわかりやすくなるから、素直に楽しめる。ありがちといえばありがちだし、あざといといえばあざといポジションだけど、うまく描写できればやっぱり効果は抜群。ただし非人間キャラに不快感が出るとこいつを退治すれば全てが解決するのではってことになりかねない危険性はある。
人間は概ね誰でも抜けてるところがあるもんだ。でも人間が人間にお前は間抜けって言ったら、何様だ!?って反応をされるのが当然。だからこういう時に非人間キャラは使いやすい。
人間同士でやるなら、相手に明らかな問題がある場合や、指摘する側に相応の地位や身分がある場合だとスムーズに話を展開できる。
刑事ものは主人公が刑事で相手が犯罪者なので何様感が出にくい構造だ。探偵ものはそれに比べると主人公の身分的に何様感が出かねない。だから最初から探偵を名探偵として有名に設定するか、有名でないなら活躍を積み重ねるまでは話の展開に気を遣う必要が出てくる。名探偵キャラに人間性に問題があって人間離れした設定の人物が多いのも、身近な人間ほど鼻につきやすい何様感を抑える効果がある。名探偵キャラが本当に非人間の作品もある。