メモ帳用ブログ

色々な雑記。

黒山村のエピソードにおいて、全ての元凶である三眼がまるで天災の一種のように扱われていることは初めて読んだときから感じていた。読んだばかりのときは三眼は天災みたいなものだから悪いのはあくまで人間と言いたいのかと思って釈然としなかった。でも第一シーズンの終わりまで読むと日月同错のテーマはこれまで先人のなし得なかった「改天换命」を成し遂げることだとわかった。天・運命・自然を人間の手でコントロールできるようにすることで社会矛盾を解消するという社会進化論イデオロギーに合致したテーマだ。高皓光が個人の才覚(天命)に依存する法術よりも誰でも使える力である科学技術を好んでいることもそこに繋がる。黒山村のエピソードでは天经地义(天経地義)や天地不仁という言葉も印象的に使われている。