メモ帳用ブログ

色々な雑記。

三眼のなにがやばいかって、あれだけ好き放題して何もかも滅茶苦茶にして死んだのに、本人はただ思考能力が著しく欠けているだけで悪意らしい悪意はなかったということだ。おそらく三眼の親玉かつ三眼の完全上位互換の不屍王も同じような存在なんだろうし、さらにいえば天や運命も同じような存在かもしれない。ただそれだとラストバトルの盛り上げようがなくなるから、第1話冒頭で暗示されているように最後は天や運命に対する姿勢の違いを巡って三真同月令の伝承者同士が対立する展開になるのかも。
ところで天経地義っていうのは、儒教経典の1つである孝経の「夫孝。天之經也。地之義也。民之行也。(夫れ孝は、天の経なり、地の義なり、民の行なり。)」という有名な一説から取られた熟語だそうだ。同じく儒教経典の春秋左氏伝にもこれと似た「夫禮。天之經也。地之義也。民之行也。(夫れ礼は、天の経なり、地の義なり、民の行なり。)」という一説がある。春秋左氏伝の方が先に成立し、孝経はそれを参考にしたという説が有力だ。だがどちらの経典も成立時期が明確でないため異説は多い。
三眼は孝は理解しているように思える。でも仁の心はまるでなさそうだ。