メモ帳用ブログ

色々な雑記。

フィクションの生死の感覚だと、志願兵や自分から危険な組織に入った人間は任務で死んでも仕方がないと納得しやすい。武士や忍者などの特殊な身分に生まれてその身分に誇りを持っているようなキャラも戦いに命を懸けるのは本望だろうと思える。ハンターハンターのハンター試験で死んだキャラやハンターになってからも夢半ばで死んでいくキャラ、進撃の巨人で亡くなっていく兵士たちなどを見ると辛くなることはある。気に入ったキャラだったらなおさら胸に迫る。でも自分から哀れまれなくてはいけないような存在だとは思わないし、むしろ夢を貫いた人間として尊敬できる。自分から戦いの場に飛び込んで逃げなかった時点で彼らは一般人とは比べ物にならないほど強い人間だ。
反対に一般人や強制的に徴兵された人間、環境に押しつぶされたような人間が殺されると可哀想だと感じる。無念だっただろうなと思う。その点ヤクザキャラでも「カタギの人間に手を出さない」を守っているキャラだと受け入れやすい。
この辺の感覚は文化によってもかなり左右されそうだ。中国の武侠だと官僚や金持ちは問答無用で主人公から略奪の対象にされたりする。それ以外にも徴兵制が今も存在する国の人間だとまた違ってくるだろう。徴兵を受け入れなくてはならない感覚はそうでない自分には想像が難しい。