メモ帳用ブログ

色々な雑記。

(中文版)

又一次吗? 只是这一次,
没有留手的理由了,
真的是令咱哭笑不得。
只不过为了原则…
咱不会后悔。
这下,
咱不欠你们白家了。
唉!
还是输了,
咱一眼就能从中认出你。


(直訳)
もう一度か? だが最後の一度、
手加減する理由はない、
本当に泣くにも泣けず笑うにも笑えない。
ただ原則のためにやるまで…
後悔はしない。
これで…
お前たち白家への借りはなくなった。
ああ!
やはり負けた。
一目でその中からお前を見分けられる。

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《日月同错》第八回 千年神通 上-在线漫画-腾讯动漫官方网站 7/10

  • 三眼は穏やかに長生きすることを望んでいた。だがかつて命と引き換えに自分の命を救ってくれた白大の子孫を間違って食らってしまった。そこで白大の子孫に復讐の力を授けるために自害する。借りは必ず返すというモットーを果たしたので後悔はしないつもりだった。しかし黒山村のはずれで成長していた一本の木に視線を向けたことで心残りを自覚する。


(中文)

一千年前咱刚可以行动时,就种下的你。
每几百年醒来一次对着你发呆,
发着发着长这么大了…
啧啧…
可 惜,
咱还是没…活过你呀。


(直訳)
一千年前俺が動けるようになった時に、すぐ植えたお前。
数百年ごとに一度目覚めてはお前を見つめて、
そのうちにこんなに大きくなった…*1
チェッ…
残 念 だ。
やはりお前より…長生きはできないか。

  • 未練はないつもりの三眼だったが愛着のある木を見たことで最期に未練が生まれる。三眼に残った人間らしさの表れだ。木に比べると白家の子孫は本当に義理だけの相手でしかないことがわかる。自分ははじめは木とは白家の子孫の比喩ではないかとも考えていた。しかし三眼が白家の子孫は黒山村の隣村に住んでいると思い込んだまま白小小の両親を間違って食べてしまったことと、黒山村に木を植えて数百年ごとに見回り今も一目で見分けられることは重ね合わせられない。白大の子孫が黒山村に根付いたことを揶揄する童謡は千年前から伝承されているとされる。むしろ数百年ごとに一度黒山村を訪れていたのに白大の子孫や伝承に気が付かなかった三眼の無関心さを受け取るべきだと感じる。
  • 啧啧(チェッチェッ)は舌打ち。中国では称賛を表す時にも不満を表す時にも舌打ちをする。この場合はおそらく不満のほう。