メモ帳用ブログ

色々な雑記。

とりあえず、人間を木と同等、もしくはそれ以下に扱うことは人間としての尊厳を無視している。人間は束縛から解放されなくてはならない。
黒山村編は高皓光が白小小に一目惚れする話だったら、違和感の大半が解決できていた。もしくは家族の誰かの面影が重なるとか。愛する人間を依怙贔屓してしまうというのは、人間として正しくなくても、納得しやすい感情だ。そうしなかったのはこのエピソードがあくまで正義を問うエピソードだからなんだろう。
ついでに言うと、ファンタジー設定の説明を十分にする前にあの世界なりの迷信の話題に突入したのも難易度が高い。日月同错は現実ベースだけどファンタジー要素も強い作品というか日本でいう伝奇風の作品だ。仙人も求法者も屍者もいるし、本命神通も天賦神通も仙丹も存在する。まず世界の法則の正しい設定がまだよくわからない。日月同错はそうでないことがこの後の展開で確定しているけど、化け物の血肉が秘薬になったりドーピングになったりする作品はありふれている。生きた人間が賢者の石や仙丹の材料である作品も珍しくない。世界の法則を最高位の仙人がどのくらい解明しているのか、普通の求法者はどの程度知識があることを期待されているのか、一般人にはどの程度情報が開示されているのか、山村の人間にはどの程度の教育を受けていることが期待できるのか、そうした部分もよくわからない。