メモ帳用ブログ

色々な雑記。

三眼は南北朝時代も白家を不幸にすることしかしていない。
三眼が屍疫を蔓延させなければ黒山村で百人近い病人が出ることはなかった。病人が出なければ白大は薬草集めのために半年も村を離れなかった。この旅で白大は姜明子と出会い、三眼を自害に追い込んでもらえただけでなく、屍疫からの回復のための丹薬をもらうこともできた。しかしあまりの帰還の遅さに白大に不信感を持ってしまった村人が白大の家族を襲撃することもなかった。旅に半年もかかったも三眼の妨害が響いたせいかもしれない。
白大は家族の仇討ちをしようとして村人から返り討ちにあい、元凶である三眼に仇討ちの代行を頼まなくてはいけなくなる。この時点ですでに痛ましいのに、三眼は白大の依頼内容をまともに守らなかった。白大は三眼に丹薬を与えて復活させる代わりに、自害の前にやっていたことを続けるように頼んだ。つまり屍疫を再開してほしいということであり、自分が旅で村人のために出した成果を取り消してほしいというものだ。被害者の数は百人近くにもなるが、願いとしては理解できる。しかし復讐の代行を引き受けた三眼は三眼なりによかれと思ったのか勝手に白大の死体を傀儡にして村を襲撃してしまった。白大の死体を通じて屍疫患者全員を急速に吸収した。帰還の遅さから白大に不信感が生まれつつあったところに(白大は動物への投薬実験を行っており、次の標的に村人を選んだのではないか)、三眼(の死体の傀儡)が法術で屍疫患者全員を殺害したことが重なって、白大は人体実験で村人を大量虐殺したとする伝承が生まれたようだ。