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人間の親が子供を可愛いと思うのはある意味でスタート地点に過ぎない。子供を虐待する親だって大抵は子供のためを思ってやってしまったと言う。
ロッド・レイスも娘のヒストリアを可愛いと思う気持ちはあったようだ。しかし本当の愛情を注げたとは言い難い。
地下室からの脱出だって、まず超を超えて大型の巨人の発生にエレンとヒストリアが巻き込まれなかったのは奇跡だった。ケニーの部下は全員亡くなってしまった。また、エレンの仲間が救出にやってきたことも、ロッドの鞄がエレンのほうに吹き飛んだことも、その中から「ヨロイ」の脊髄液の瓶が転がり出たことも奇跡だった。あの巨人が誕生した際の衝撃波でロッドの鞄からいくつも瓶が転がり出て吹き飛んでしまっている。この後ケニーが拾った瓶はヨロイの脊髄液ではなかったようなので、うまく鞄が飛んできてその中からうまく瓶が出てきたとしてもヨロイではない確率の方が高かった。エレンがヨロイの瓶に気付いてヒストリアが生還できたことは奇跡の中の奇跡だ。

以下書きかけ。