メモ帳用ブログ

色々な雑記。

もし王政議会がロッド・レイスの妻子が殺されたことを知った後でケニーにアルマとヒストリアを襲撃するよう命令したのだとする。その目的がレイス家の力が奪われたの幸いにレイス家を議会の傀儡にすることにあり、そのためにヒストリアの命は議会が握っているとロッドにアピールして人質に取ったのだとする。
だとしたらヒストリアを開拓地に送ったり訓練兵団に入れたりせずに手元で監視するだろう。それにヒストリアにレイス家の力を受け継がせるべく議会やその命令を受けた憲兵が動くはずがない。むしろヒストリアがレイス家の力を継承することを妨害するはずだ。
ケニーはレイス家の力の理解が足りずにヒストリアの継承の儀式を利用して自分がその力を手に入れようとしていたが、あくまで個人的な動機からだった。議会から指示を受けてはいなかった。野望を叶えるための対人立体機動部隊を作るにあたっては議会を欺いてさえいた。ケニー以外に継承を妨害しようとしたり割り込もうとした議会関係者は存在しない。それどころか議会関係者は軍のクーデターを鎮圧するためにも早くヒストリアがレイス家の力を受け継ぐことを望んでいた。
エレンが巨人化できると判明した際、王政議会は憲兵団を通じて解剖という名目でエレンを確保しようとした。エレンがレイス家の力を継承した可能性があったからだ。エレンが「叫び」の力を使えると判明し、継承が確実視されてからはますますなりふり構わなくなった。そのせいで調査兵団はクーデターを起こさざるを得なくなった。もし議会がレイス家から力を取り上げておきたいのなら調査兵団を攻撃する必要はなかった。力の戻ったレイス家に報復されるよりも調査兵団に取り入ることを選んでもおかしくないくらいだ。