メモ帳用ブログ

色々な雑記。

ぶっちゃけゴールデンカムイのポリティカル面ってフレーバーで、そんなに整合性取ってない。そのフレーバーでごちゃごちゃと設定を小出しにしているばかりのウイルクって、キャラとしての好き嫌いはともかく描写としてはアピールに欠けるんだよな。ウイルクは人間関係に策を弄さなすぎる。極東連邦と北海道独立のどちらが実現的かとか言われても作中の描写だけだと判断できないから議論に面白みを感じられないし。あくまでバトルのためのお膳立てパート。
悪く言うと新鮮味がなく、良く言うとお馴染みな正義、忠義、個人の矛盾の議論をしながら、個性的なキャラの複雑な人間関係にドラマの焦点が当たってる第七師団のほうが後半は読んでて楽しかった。もし人間関係じゃなくて鶴見中尉の計画内容の方に焦点があたってたら後半全体が盛り下がってたかも。