メモ帳用ブログ

色々な雑記。


近所の本屋で無事ゲット。


鶴見と漫画版パトレイバーの内海は似てなくもないので、鶴見が鯉登に離別を切り出される場面で内海がおタケさんに愛想を尽かされる場面をちょっと連想した。鯉登とおタケさん、月島と黒崎はかなり違うけど。鯉登はまだしもバドか? 杉元がジェイクなのはある意味そうかも。黒崎とか、アンシーとか、月島とか、(野田先生の脳内の)ヒデじいとか、ああいうポジションのキャラって根強い需要がある。
注意ポイントは、「そいでもついて行ったとに」が掛かるのは負けて賊軍になるのが確定した場合だけであり、それをあくまで確定事項でなく建前上は可能性の1つとして言及していること。「そいでも」=この建物で試すような真似さえしなければ、今まで嘘をつかれてきても、この絶望的な状況だろうとも。もし賊軍になろうが「私のちからになって助けてくれ」とまっすぐに求められていたら、今までつかれた嘘も絶望的な状況も受け入れて、鶴見の首だけを中央に差し出さずに2人で部下たちを守るためできる限りの事後処理をしたし、鶴見のスケープゴートとして汚名を着せられて処刑されても構わなかった。最終回の発言からしても、この「助ける」は救助でなく助力を想定している。この後鶴見は1人で逃げようとするけど、鯉登はその手の選択肢が頭をよぎりすらしないだろうし、2人で逃げてもいいという意味で言ったのではないはず。
父親の乗る船が撃破されたことを砲撃の様子から鯉登は察していた。すでに権利書を手に入れようがどう考えても絶望的な状況だ。鯉登も本当はそれをわかっているんだけど、まだ官軍になれる可能性があるから鶴見についていっているという振る舞いを形式的にしている。こんな発言をした時点で計画失敗と離反の宣告をしたも同然だけど、鶴見に権利書入手まで働いてもらうためにもまだ希望が残っているという建前で動かなくてはならない。これ以降の鶴見と鯉登は互いに利用し合い共闘する敵同士のようなものだ。いくらまっすぐな鯉登でも、もう賊軍決定なので早めの損切りのためにあなたを殺します、みたいな思い切り方は流石にできない。権利書入手まで失望を隠し、忠実な部下を装いながら背後から殺すようなこともできない。それほど鶴見と鯉登と月島の感情は絡み合っている。