メモ帳用ブログ

色々な雑記。

大切なことだから2回書くけど、「私のちからになって助けてくれ」→部下として助力=○、個人として救助=✕。
鶴見は嘘つきで、鯉登と鶴見の関係は嘘から始まった。それでも鶴見がこの期に及んで嘘で試さず、まっすぐに助力を求められたら、鯉登は部下として鶴見を信じたし、助力を惜しまなかった。だが鶴見は根本的にそういう人間ではなかった。鶴見は嘘から始まって自分に偽りない愛情を抱いた若者の真心を受け止められる人間ではなかった。
鯉登は嘘から始まった自分と月島の関係も肯定している。
まっすぐに助力を求めてほしかったという鯉登のまっすぐな言葉は、摩耗した月島の心すら動かしたようだ。月島は鯉登の言葉に虚をうたれて硬直した後、自分を呼ぶ鯉登の声に思わず反応してついていきかけた。しかしこの時点ではまだ引き留めようとする鶴見の声に従ってしまう。