メモ帳用ブログ

色々な雑記。

函館編はちょっと引いて見ちゃうとトンデモが過ぎるけど、キャラ描写や個人のドラマにはエモいポイントがたくさんある。もったいないないなと思う部分も多いけど、それ以上に好きだな。
それに最終回はよくできていると思うからクライマックスに多少アラがあっても許容範囲。最終回の加筆は全部文句なしにプラスだし。おまけもあれはあれで。杉元の「全部忘れないで背負って俺は生きていきたい」という罪悪感を背負いつつも前向きに生きていくことを受け入れたセリフや、史実と違って絶滅を免れたニホンオオカミの未来がアイヌの未来と重なるイメージが特に良い。キロランケも名前を出してもらえた。
函館編の暴走列車地獄行きは、鯉登のバトルで身の柔らかさ、身の軽さ、猿叫、早口の薩摩弁と、特徴をわざとらしくなく自然に全部乗せしてもらえているのがエモエモ。幼少期の父や兄との稽古の回想も嬉しい。鯉登は軍人キャラの中だと若干体が薄めで身長に比べて体重軽めだけど、同身長で民間人の江渡貝とかに比べると断然身が詰まっていてガッチリしている。身の軽さは単なる体重の数値以上に全身のバネで衝撃を逃がすのがうまいんだろう。