メモ帳用ブログ

色々な雑記。

札幌でのジャック・ザ・リッパーと上エ地の話が尾形の補足説明であるように、関谷の話も鶴見の補足説明ということでいいはずだ。突然の愛する者の死によって何もかもが変わってしまった。それまでの信仰・信念と突然の不幸の折り合いをつけるために凶行に走り、歯止めがきかなくなった。
鶴見のようなスパイとして戦争に関わって来た者にああいう巻き添え事故で狂う正当性があるは微妙なところだけど、愛は正しさで割り切れるものではないし、正しくないからこそ全力で狂うというのは理解できる。