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色々な雑記。

尾形が射殺しなければおそらく勇作は生き残れたはずだ。
花沢幸次郎が、日露戦争が始まる以前から己の名誉を高めるために己の息子を戦死させることを目論んでおり、尾形はそれを察して父親の計画の中で死なせるのはあまりに忍びなくせめて自分の手で殺害した、みたいな陰謀論も、理論上は、考えられなくもない。でもあの作中の描写からそんな陰謀論を捏造して本気で信じ込めたとしたらその人間はサイコ野郎だ。
少なくとも尾形は勇作が父親から愛されたことを確信している。第103話では勇作に対して「ああ これが両親から祝福されて生まれた子供なのだ……」と心底納得したと語っている。第243話の回想では「実は俺も父上から愛されていたとすれば? その場合俺と勇作殿の違いは何も無いってことだよな?」とおかしな仮説を立てている。