メモ帳用ブログ

色々な雑記。

鶴見が愛で自分に従う兵士をつくろうとしていたのはそれなりに合理的だ。鶴見は部下に対する情は持っているが、目的のためなら部下を騙して利用したり、切り捨てたりできる覚悟を持っていた。そうした手段を取るためには、共犯者になって他の部下を騙してくれる特別な部下が必要になる。下手に大義を持って自分の共犯者になるような人間だと、方向性の違いが出た際に面倒くさいことになる。大義でなく自分個人に心酔する人間のほうが扱いやすい。
単なる合理性を超えて自分を愛してくれる人間を欲しがっていたっぽいところは、妻子の死のトラウマとか色々あるんだろう。