一口に先進国と言っても人権のどこを重視するかは国によって異なる。正義のあり方も国によって異なる。
市民革命の先駆けであるイギリス・アメリカ・フランスの3国でもやはり重視する部分には違いある。
国王による統治を否定して自由を勝ち取ったが王政の廃止はしなかったイギリスでは、自由を重んじる傾向が強い。イギリスから独立して自由を得たアメリカでも自由を重んじる傾向が強い。フランスは王政を武力で廃止したこともあって平等を重んじる。フランス革命の影響を受けたヨーロッパ大陸諸国でも同じく。
近代のフランスは平等の観点から国民皆兵を実現するために強制的な徴兵を行った。都市部では受け入れられたが、農村部では反発された。大規模な農民反乱が起き、鎮圧のための虐殺さえ発生した。
イギリスでの徴兵は第一次世界大戦時と第二次世界大戦勃発直前から終戦までという短い期間に限られる。
またヨーロッパ大陸諸国は自力救済に対する制限が強く、英米は制限が緩い。