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進撃の巨人は冒頭3巻分がマガポケで無料公開中
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進撃の巨人は冒頭を除く第1話の前半部分だとエレンは過激思想のガキンチョで、ハンネスたちが良い人寄りのごく普通の大人たちだ。
その状況が変わったのは巨人が壁を破壊して壁の安全性が絶対的なものでないことを思い知らされたからだ。それに加えて、領土が大幅に減少したことで国民の2割を実質的に間引きしなければならないほど生活が困窮した。打倒巨人を掲げる調査兵団への支持が高まったのは、意外と後者の影響も大きいのではないかと思う。
実は第1話の時点で既にエレンは殺人経験者だ。ゴロツキがミカサの両親を殺害しさらにミカサ誘拐したため、エレンは独断でゴロツキのアジトに乗り込んで不意打ちをした。さらにミカサの協力も得てゴロツキを皆殺しにした。現代基準だと過剰防衛になりかねないけど、壁の中の文明レベルなら余裕で正当防衛だろう。ただあの文明レベルでも、良くも悪くもなかなかできる判断ではない。また第1話の悪ガキたちはエレンが殺人経験者だと知らなかったようだ。ある意味勇気ある行いとはいえ、周りに知られるとどんな風評が立つかわかったものではない。エレンの父親や憲兵団はその点を考慮して事後処理を行ったのだろう。
エレンはピーキーな性格だが、ミカサやアルミン、仲間たちはエレンの良い部分も悪い部分も理解して通じ合っていた。そんなエレンがさらに思い切った行動に出てしまったら、というのが第2部のテーマだ。