メモ帳用ブログ

色々な雑記。

中国だと1911年まで辮髪をしないと最悪死刑になった。辮髪にしないで済む道士ということでごまかすにしても、高皓光たちの髪型はアウト。辮髪をしないと留学生に選ばれないし、留学中に辮髪をやめたことがバレると資格を取り上げられる。付け毛でごまかす人は結構いたそうだ。だけど少年漫画の時代もので時代考証的に正しい格好は地味すぎる。だからあえて無視するのはむしろ当たり前だ。ただ、主人公たちの近代的すぎる格好のせいで、時代考証的に比較的まともな黒山村の格好が逆に前時代的な格好だと誤解されかねないところはなくもない。中国の農村部だと第二次世界大戦後も辮髪や纏足をやる人はいた。そういう僻地は電気もガスもろくに整備されていない。清末どころか中華民国期までは秘境以外でも黒山村みたいな見た目の農村があっても全然おかしくない。
纏足はかなりデリケートな問題だからか日月同错だと纏足をしている人はいないようだ。フェチ要素が強い作品じゃないと時代ものでもわざわざ再現する意義の薄い部分ではある。日本の時代ものでもお歯黒の再現をする作品は少ない。