メモ帳用ブログ

色々な雑記。

鶴見が列車で谷垣と鯉登・月島を殺さなかったのは、自分の陰謀が出発点になったのに真実が明らかになっても壊れることのない本物の愛情を育んだ人間だからだと考えている。鶴見はフィーナに最後の最後まで自分の本当の身分を明かせなかった。出発点が偽りでもなお真実の夫婦でいるということは鶴見にとって見果てぬ夢だった。メタ的には谷垣も自分と同じく娘を持つ父親だということも殺害が回避された理由に入るかもしれないけど、鶴見は谷垣の子の性別は知らないはずなので。
鯉登・月島が連れ合うことがわかっている分、30巻にはそれを事前に知らないと読者が耐えきれないようなキツめのイベントが加筆されていると個人的には嬉しい。下げて下げて上げる展開が好き。具体的にはウテナ最終盤のアンシーウテナブッスリイベントみたいなやつ。でも肉体的にダメージを与えていい展開ではないので精神的なやつだな。鶴見の言葉責めには大変期待している。言葉の刃!前半鶴見くらいのテンションでお前たちの愛情は私の計略の上に成り立つ偽りのものでしかないんだぞ?みたいなのをわからせてやってほしい。なんだったら、ウテナ→鯉登、アンシー→月島、暁生→鶴見で、鶴見の命令で月島が「剣」でブッスリと。
あの部分の加筆は無くて当然とわかった上で期待だけしとく。
ここから先ウテナの具体的なネタバレ含む。
2人の愛情を引き裂くために月島の口から暴言を吐かせる鶴見、鯉登を死地に連れていかないために暴言を吐きつつ自己嫌悪からさらに距離を置きたくなる月島、それでもついていく鯉登、みたいなの。「でも、あなたは旗手にはなれない。〇〇〇だから。」
ウテナ最終盤のネタバレ。